11月20日。2人の住む中間地点で待ち合わせをした。
私は全く気づかないまま、先に気づいた裕が近づいてきて、トントンと叩き、すぐに私の肩を抱き寄せた。
私は緊張しすぎて、ほとんど話せなかった。ほぼ無言のまま、ホテルまで歩いて行った。
すごく力強く手を繋いで。ギュッと握りしめながら…
私は時々見上げて裕の顔を見てた。
痩せたのかな…顔は写真とは違う印象だ。
背は高いけど、思っていたよりもずっと華奢な感じ。
10分くらい歩くと、私達はあらかじめ決めていたホテルに着いた。
私の鼓動は、さらに早くなった…
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