2019年11月17日 日曜日。
昨日、私は裕にAさんのことを相談し、LINEの回数を少しずつ減らしていくことにした。
この日、22時30分頃から私と裕はTwitterのDMで話し始めた。
今日はLINEしなかったよと報告し、昨日の話の続きを相談していた。
「裕さん、この話、絶対に誰にも言わないでね」
「ははは、言うわけない」
「もちろん信じてるけど、ブログもTwitterもやってれば、どこで繋がりがあるかわからないし…」
「はっきり言うとですね、雫さんの話でなければ、興味ないです」
「それは、どういう意味ですか?」
「他ならない雫さんのことだからいろいろと考えて話聞いているんだけど、その人の近くに立ち入るつもりはないってことです」
「なんか、ごめんなさい」
「あ。なんか誤解した?」
「誤解はしてないよ」
「言い方キツめに言ったけど、その方が安心かなと思って」
「話、聞いてもらっていいの?」
「もちろん。じゃなきゃ3時間も付き合わんで?」
「ありがとう…」
「少しでも、雫さんの気持ちが軽くなれば嬉しいです」
「うん…」
「時間かかるだろうけど、応援してますよ」
「しばらく、落ち着くまで甘えてもいいですか?」
「もちろん。平日はなかなか時間合わないかもしれないけど、週末は大丈夫だから」
「情緒不安定だから、裕さんの優しさに涙出てきた」
「泣いてもいいじゃん。恥ずかしいことなんてないし」
Aさんのことを相談した時からずっと、裕はとても優しい。
この日も深夜2時くらいまで、私達は話をしていた。
11月16日に裕に相談をし始めて、次の日から私はAさんにLINEをしなくなった。
そして、19日にある事件が起きる。
その事件がきっかけで、私と裕は結ばれることになる…