2019年11月18日 月曜日。
16日から私はAさんのことを裕に相談し始めた。
裕はAさんに連絡しないで我慢できたかどうか、週末にテストするよと言っていたので、平日の間は裕からの連絡はこないと思っていた。
しかしTwitterで私が裕にコメントをしたら、18日の夜に仕事中の裕からDMがきた。
「ちゃんと我慢できたか、チェックや」と。
それから私達は3時間くらい話をした。
Aさんのことだけでなく、他愛もない世間話なども。
「仕事、邪魔しちゃってごめんね。週末だけのつもりだったのに」
「全然問題ないです。僕から連絡したわけだしな。まぁ、いわゆる抜き打ちテストってやつ」
「裕さんの優しさにこんなに甘えてしまって、本当にいいの?迷惑だったら言ってね」
「雫さんが泣くのを考える方が嫌やな」
「ありがとう…泣かせないで」
「辛いかもしれないけど、少しだけの辛抱だと思います。相談のったからには、最後までお相手しますから」
「ありがとう…1人だったら、今もずっと泣いてたと思う…」
私はこの時はまだAさんのことを好きだった。
しかし、人が恋に落ちる瞬間なんて、本当にあっという間の出来事であることを、私は次の日に身をもって体験することになる。
広告