私は転職をした。
今までは夫の扶養範囲内で働いていたけど、結婚してから初めてフルタイムで働くことになった。
睡眠をしっかりとって、体調を整えないと仕事に支障が出てしまう。
7時間の時差がある裕とは、今までのように毎日遅くまでLINEで話すことはできなくなる。
それに秋に裕が帰国したら、今よりさらに仕事が忙しくなり、家族もいるから私と連絡を取る時間はほとんどなくなってしまう。
裕は私に「もっと強くなって欲しい」と言った。
裕の仕事や生活を、邪魔してはいけない。
数日間連絡が取れなくなっても、裕を信じて頑張れるくらい、寂しさに耐えられるくらい強くならなくてはいけない。
でもね。そんなにすぐには強くなんてなれない。
強くなるためには、時間が必要だ…。
裕は私の精神安定剤だ。
慣れない仕事と人間関係に疲れ切っていたけど、裕とお話することで私は癒される。
昨日と今日は連休だった。
なので2日続けてLINEでたくさんお話することができた。
「裕、あなたに抱かれたら、私死んでもいいよ…。それくらい、愛してる」
「俺に抱かれるために生きて…。俺は、雫を抱くために頑張って会いに行く。あなたを愛するために会いに行くから…」
「ありがとう…。あまり泣かせないで。私、幸せすぎてこの後、不幸に落ちそう」
「ならないよ。ずっとずっと俺が守るからね。幸せにし続ける。いいね?」
「うん…。ありがとう…」
「だから、俺だけを見て。愛して」
「一生あなたを愛し続けるし、あなたに着いていく…」
「うん。約束だよ」
「もちろん…。だって私がどれだけ裕を愛してるか、知ってるでしょ…」
「うん…。俺無しじゃ生きていけないんだよね」
「そうだよ。だから絶対にいなくならないで…」
「ならないよ。ずっとそばにいる。あなたと一緒にいるから」
「うん…。いつも隣にいてね」
「うん。いつもそばにいて、あなたを愛するよ」
今朝は久々に電話もできた。深く激しく…我を忘れるほど愛し合うことができた。
電話したあと、私は裸のまま眠ってしまった。幸せを噛みしめながら…。
早く会いたい。リアルに抱き合いたい。
毎日そのことばかり考えている。
あなたを愛してます。
あなたを愛するために。あなたに愛されるために、私は生きていきます。